論文?の進行上、漱石の『私の個人主義』は外せない様だ。
以下抜粋

今までの論旨をかい摘んでみると、第一に自己の個性の発展を仕遂げようと思うならば、同時に他人の個性も尊重しなければならないという事。第二に自己の所有している権力を使用しようと思うならば、それに附随している義務というものを心得なければならないという事。第三に自己の金力を示そうと願うなら、それに伴う責任を重じなければならないという事。つまりこの三カ条に帰着するのであります。

至って、当然のような気がします。
自分が思うがごとく、何かをやれる時代です。
今も、この様な事が書かれた当時も。
だからこそ、自分に制約をしなければならない。
それは、他人のためでもあるし、自分のためでもある。
功利主義のような観点で見ても同様のようです。
他人よりも自分を中心にした結果、自分が損をする。
相手を傷つけたから、自分が嫌われるなんてことはよくある話。
そういうことが積み重なっていった時に、自分が損をする。
だから他人と関わらなくていいなんて世の中ではないことも事実です。
また八方美人でもいいなんてことは全く無い。
そのバランス感覚が求められる難しい時代です。
自分も生き難い人生というか、時代だと節々思います。
だから上手く自分にはまる制約を設けるというのは難しい。
だからふとした時に色々と投げ出したくなるあたりが…やっぱり駄目なんだろう。

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